写真の筆耕筆は、「写楽」2号、3号、4号です。
先輩の筆耕士さんにおしえていただいた素晴らしい筆です。
写真の「藤」「瀬」「殿」もこの筆で書きました。
かつて神社のお札書きをしていた頃に、先輩に教えていただいたこと。
「名前を書くスペースは縦長。その限られた横幅におさめるために、各点画を左右でかみ合わせて書く」
という、パーツ中央寄せの技です。
意識しているのは、偏をあまり左方向に開かず、右側の払いのスペースを十分に確保する、です。
今回の「藤」は「月」が少し開いてしまいましたが。