「手書きの常識」(東京書籍)という本の中に、まさに今言いたかったことが書かれてありました。
“偏と旁は恋人同士!”(きまりにより、当ページの掲載はできません)
偏と旁の一体感を作る、、、
偏と旁は単なる同居人にならないよう有機的に支えあう、、、
なるほど。
偏と旁のある漢字を書いていて、やたら左右に広がってしまう理由がここにありました。
生徒さん達の多くが、
「漢字がどんどん上下左右に広がって、大きくなってしまいます」とおっしゃいます。
そんな悩みには、、、
パーツ寄せの術!!
画像の「地」。
つちへんを、本来の「土」と書くと右に幅を取り過ぎて、「也」も右に行ってしまいます。
結果、字が横に広がって大きくなってしまいます。
下の「地」は「土」の右側をカットしています。
「也」を左に寄せると、引き締まった印象になります。
「土」の他にも「糸」「言」「王」「石」等々のへんがそうですね。
糸言王石をそのまま書いてしまうと、字が広がってしまいます。
あと、「愛」「景」「案」「慶」など、パーツが縦に並ぶ字は、上下で引き寄せないと縦に長くなり過ぎます。
昔、書道の先輩に言われたこと。
「イケメンの顔みたいに、パーツを内側に寄せて書くのよ」 。
わかりやすい説明でしたww